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2009年05月07日

新長距離王キッツ“留学”で善戦マン返上!

“栗東留学”は、やはり効果抜群!?「第139回天皇賞・春」は3日、京都競馬場で行われ、12番人気の関東馬マイネルキッツがロスなく立ち回り、G1初制覇を果たした。栗東に入厩して本番に臨んだ一戦で見事に結果を出した。手綱を取ったスポニチ本紙コラムでおなじみの松岡は、07年のヴィクトリアマイル(コイウタ)に続くG1・2勝目。首差の2着にはアルナスラインが入った。

 辛抱する木に花が咲く。ド演歌を地でいくサクセスストーリーを成し遂げたのはマイネルキッツだ。直線半ばを過ぎてから馬体をびっしり併せての叩き合い。3000メートル以上走り、人馬とも疲れのピークに達した極限状況で奮起した。これまで重賞8戦で2着3回の善戦どまり。その成績がうそのように晴れ舞台でしぶとさを発揮した。外アルナスラインに最後まで先頭を譲らず、首差ねじ伏せてゴールイン。松岡が笑顔で振り返る。

 「返し馬はいつも歩いているのに今回は他馬が来たら一緒に行こうとした。具合がいいなと思っていました。スタッフが本当によく仕上げてくれたと思う」

 内枠のメリットを最大限に生かした騎乗が光った。道中は中団内で左前方にアサクサキングスなど強力なライバルを見る形。勝負どころから有力馬が外を回って進出しても、ぎりぎりまでインにこだわった。直線入り口はホクトスルタンの右、最内へ進路を取った。1頭になるとソラを使うタイプだが、アルナスラインとの併走で集中力を持続させた。

 昨秋の秋華賞ブラックエンブレム戴冠から注目を集める“栗東留学”だが、国枝師は、その先駆者的な存在だろう。10年以上前から関西圏で出走させる場合、馬の個性に合わせて栗東で調整して送り出すことを試みてきた。桜花賞を走ったダノンベルベールと入れ替わる形でキッツは16日に栗東入厩。栗東駐在の福田調教厩務員が毎日付きっきりで調教、世話にあたった。

 国枝師は関西圏でG1初勝利。“留学効果”を自らの手で実証に成功、喜びを爆発させた。

 「うれしいね。やっぱり天皇賞は別格のレースだから。やけにスムーズで、1周目に“何かやりそう”と思った。よく栗東を使わせてもらっているが、結果が出なかった。やっとだね。環境の変化に動じるタイプではない。また宝塚記念で栗東へ持ってきたい」

 春のグランプリには厩舎の大将格マツリダゴッホも登場する予定。G1馬2頭を送り込む。栗東留学のパイオニアが、春のG1戦線を一層盛り上げてくれそうだ。

  

  • Posted by 虎成杏 at 11:27Comments(0)